性病とはセックスで感染する病気を総称し、梅毒・淋病・軟性下疳・鼠形リンパ肉芽腫などに限られていましたが、性行為あるいは類似の行為によって感染する病気や症状が急激に増えてきたため現在では、これら性病を含めた十数種類の感染症を総称して性感染症・STD(Sexually Transmitted Diseases)と呼ぶようになりました。
性感染症(性病)は性的接触によって人から人へ感染する病気です。
性行為では、親密な接触をするので、人から人へ広がる格好の機会となります。
性感染症(性病)の原因となる病原体は、傷のない健康な皮膚からの感染リスクはほとんどなく、体液(精液、膣液、血液など)の中に含まれ、おもに人体の粘膜(陰茎、膣、肛門、尿路)を介して感染します。 その他、口腔、のど、気道、眼から感染することもあります。
たいていの場合、感染したパートナーとの腟(ちつ)、口、または肛門を介した性交によりSTDは起こりますが、必ずしも性器の挿入により感染するわけではなく、キスや体と体の濃密な接触によってもうつるものもあります。

梅毒や淋病・軟性下疳・鼠形リンパ肉芽腫など性病以外の性感染症では、症状が分かりにくいものも多く、疑われる場合は検査をお受けになることをお薦めいたします。
■性病(性感染症)の種類
原因微生物による性病(性感染症)の種類
1.細菌性
淋菌感染症、非淋菌性非クラミジア性感染症、軟性下疳
2.ウイルス性
性器ヘルペス、尖圭コンジローマ(コンジローム)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、HIV感染症、B型肝炎、C型肝炎
3.原虫や虫の仲間
膣トリコモナス感染症、疥癬、ケジラミ症
4.その他の微生物
性器クラミジア感染症、性器カンジダ症、鼠形リンパ肉芽種症、梅毒など
亀頭周辺のブツブツ
亀頭の周辺にイボ状の出来物がある方はそのまま放置せず、一度当院や同様の泌尿器科を受診してください。可能性として、包茎などで亀頭が乾燥せず、ジメジメしているために不衛生な環境でできる性感染症(性病)の「尖形コンジローム」(感染する)、「フォアダイス」(感染しない)などが考えられます。専門医が診察すればいずれのタイプかすぐに判断がつきますが、痛みや出血など自覚症状が無く、尖形コンジロームやフォアダイスは酷似しているため、一般の方には見分けが難しいため気になる方は一度ご相談下さい。
■性病(性感染症)の種類とその症状
クラミジア・クラミジア性尿道炎
クラミジア性尿道炎の症状は、かゆみや透明なウミが出たり痛みが伴うこともあり、無症状に近い状態の方もいるため、感染時期が特定できないこともある。
発症は感染後1〜3週間位してからの発症が多い。
淋病・淋菌性尿道炎
淋菌性尿道炎の症状は、排尿時に強い痛みや黄色いウミが出るなどの尿道炎の症状が現れる。
発症は感染後3〜10日が多い。男性の場合、治療せずにおくと菌血症という病気になり、関節炎などの色々な病気を起こす。
尖圭コンジローム
ペニスの亀頭、陰茎部、陰嚢、肛門周囲などに、ニワトリのトサカ状のイボができる。健常皮膚・粘膜には感染しづらく、微小外傷(細かい傷)より感染する。
痛みや出血など自覚症状が無く、尖形コンジロームやフォアダイスは酷似しているため、一般の方には見分けが難しいため気になる方は一度ご相談下さい。
ヘルペス・性器ヘルペス
ヘルペスには口の周りがただれるタイプと性器に出るタイプがある。
初発の発症部位は包皮、亀頭、冠状溝、陰茎体部の順にできやすく、性器ヘルペスに感染すると、潜伏期 (2〜10日)をへて皮膚に小水疱・小膿疱(小さな水ぶくれの集まり)が形成されその後、破れてただれる。
性器ヘルペスは排尿障害や排便障害などの機能障害を来たすこともある。
カンジタ症
カンジタ・アルビカンスというカビの一種。男性が感染すると、性器の皮膚炎や尿道炎を起こします。女性が感染するとおりものが多くなります。
A・B・C型肝炎
A型肝炎ウイルス
A型肝炎は、主に便を介して経口感染する。多くは、感染した人が手をよく洗わずに食品を調理するなど衛生状態の不良が原因。下水が流れこむ水域でとれた生の貝類は汚染されている場合もある。A型肝炎は性行為でも感染する

A型肝炎は多くの場合症状がなく、感染しても気づかずに経過するが、急性肝炎の諸症状が起こることもある。劇症化例を除けば急性A型肝炎は完全に治癒する。A型肝炎ウイルスのキャリア(保菌者状態)となったり、慢性化することはない。

B型肝炎ウイルス
B型肝炎は、A型肝炎に比べて感染しにくい。輸血は感染経路の1つだが、現在、日本では輸血による感染はほとんどみられない。不衛生な状態で注射針を共用している人の間で感染がみられる。

B型肝炎は唾液、涙、母乳、尿、腟分泌液、精液からも感染する。感染は異性間、男性同性愛者間ともにパートナーの間で多く起こる。閉鎖された施設などでも、体液に接触する可能性が増すことから感染リスクが高くなる。
注射針の共用や多数の相手との性的接触といったリスクの高い行為や、不必要な輸血は避ける。

C型肝炎ウイルス
C型肝炎は、1992年までは感染の少なくとも80%は輸血が原因で起きていたが、現在では輸血による感染はほとんどみられない。違法薬物を使用するための注射針の共用が感染経路として最も多い。
違法薬物の使用、入れ墨、ボディーピアスなどリスクの高い行動は避ける。不必要な輸血も避ける。
AIDS・HIV(エイズ)
感染経路は、性行為、血液・血液製剤、母子感染の3つからなります。
AIDS(エイズ)は、Acquired Immunodeficiency Syndromeの略称で、日本語にすると後天性免疫不全症候群といい、英文の頭文字をとってAIDS(エイズ)と呼びます。
HIV感染症は、human immunodeficiency virus(HIV) infectionの略称で、日本語にするとヒト免疫不全ウイルス(HIV感染症)と呼ばれるエイズの原因となるウイルスのことです。
男性から女性への感染が圧倒的に多く、性感染症(STD)を持っている男性は、1%でもエイズウィルスが入るとかかりやすくなる。
■包茎だと性感染症(STD)に感染しやすい?
包茎と性感染症(STD)との関係性についてですが、割礼(包茎手術など)を行っている所とそうでない所ではHIVの感染リスクが低減するという研究結果が複数あります。
割礼を宗教的儀式として行う人や、宗教上でなくても割礼を行う習慣のある民族や国々におけるHIV感染率が低いことからも、割礼(包茎手術など)で、 傷つきやすい内板包皮を切除することで皮の被りによる不衛生な環境も無くなり、HIVの侵入及び感染を抑えられる為だと考えられています。
HIVに限らず、性感染症(STD)の多くは健康な皮膚からの感染はほとんどなく、人体の粘膜(陰茎、膣、肛門、尿路)を介して感染すること、包茎の状態では、亀頭包皮炎の様に、炎症を起こしやすい状態であると原因ウィルスや細菌などによる感染を受けやすいといえます。
特に亀頭部は通常の皮膚のような強い皮膚で守られておらず、薄く弱い皮膜によって亀頭粘膜を保護している状態です。
包茎の場合、皮の余りにより常に亀頭周辺がジメジメしており、ウイルスや細菌が好む環境を作っていることにより、様々な性感染症に感染しやすいと考えられます。包皮内板(普段隠れている内側の包皮)も同様に外側の皮膚と比較し薄く弱いため、セックスやマスターベーションその他の外的刺激により容易に損傷し、性感染症(性病)の影響を受けやすく、性感染症しやすい状況となります。
通常、第二次成長を終える頃に亀頭部が露出されるいわゆる『露茎』の状態になりますが、この時期を過ぎてもかぶっている場合、それ以降包茎の状態は改善されることはありません。
診療科目
包茎手術早漏改善(亀頭強化術)長茎術亀頭増大陰茎増大亀頭周辺のぶつぶつ勃起不全(ED)性病・性感染症(STD)他院包茎手術痕修正
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